2019/04/10

平成最後の…


新元号が『令和』に決まりました。各方面からいろいろと批評・批判などあるようですが、私は良い元号だと思います。『平成』の時と同様、慣れるまで時間がかかるでしょうが、数ヶ月経てば慣れることでしょう。3月に卒業した生徒は平成最後の卒業生、4月に入学した生徒は平成最後の新入生、この塾だよりも平成最終号となりますが、皆さん『平成最後』の言葉に少々食傷気味なのでは?
さて、当塾でも4月から新規入塾生を迎え新しい気持ちでスタートしました。中学・高校に入学した生徒はこれまでとの環境の違いに戸惑うことでしょう。心機一転頑張りましょう。
進学・進級といった節目には新しい目標を立てて「今年こそ目標を達成するぞ!」と気持ちを新たにするものですが、一つ忠告をさせていただくと、無理な目標を立てないほうが良いですよ。無理な目標は計画だおれとなり、やる気を削いでしまう結果になりがちです。これまでの生活を省みて改める点を見出し、一つずつ改善していく…そう、あくまでも一つずつです。一度にたくさんのことをやろうとしてはいけません。具体的には(入塾の面接時などにお話する内容とかぶりますが)『勉強しない日を作らない』や『○時になったら必ず勉強を始める』といった簡単そうに見える目標が良いと思います。簡単そうに見えてもこれはこれで継続するのはなかなか大変な目標なのですが、『○時間勉強する』とか『この問題集を今月中に終了させる』といったものよりは守りやすい目標だと思います。
補足すると、『勉強しない日を作らない』というのは、なにも毎日数時間勉強するというものではありません。『今日は部活で疲れた…今日は寝よう』とか『金曜日の夜…まだ土日があるから今日はなにもしない』といった日を作らないということです。疲れているなら30分でも構いません、いや10分でもいいです、必ず毎日勉強することにしましょう。そうしないと『今日は○○だからしなくていいか…』と考える日が増えてしまいます。そうなると悪循環、なにもしないのが当たり前になりかねません。
『○時になったら必ず勉強を始める』というのも有効です。『○時間勉強する』というよりは心の負担が少なく実現しやすいと思います。そのような実現可能な目標から始めて、少しずつレベルアップしていく…そうここでもあくまでも『少しずつ、一つずつ』です。
そうは言っても中3・高3の受験生ともなると少々無理をしなくてはいけなくなるでしょう。その際に重要なのが気持ちの切り替え、勉強の合間の休憩の方法です。最悪なのは、本を読むとかベッドに横になるとか、またはその複合型でしょう。気がつくと数時間経過…または翌朝になっていたりとか、思い当たることがあるのでは?短時間で済む気分転換法を自分で見つけてください。私の場合は歯磨きでした。集中力が切れると歯磨き…一晩で数回していたこともありました。皆さん自分なりの方法を見つけ出してください。
元号も新しくなるこの一年、皆それぞれ『簡単な目標』を立ててがんばりましょう。