2010/09/02

<span itemprop="headline">はっきり言ってじゃまでしかない</span>

中学3年生のサッカー部の大会がやっと終わった。これで部活動をすべて終えゆっくり勉強ができると思ったのだが…

来週からサッカー部の中3生を夜週に一度集めて練習をするらしい。おそらく高校サッカーを見据えてのことであろう。

だが、だがしかしである。

これは部活動の一環なのであろうか。そうでないとしたら生徒が怪我をした時などは誰が責任を負うのであろう。

生徒の話を聞くとどうも高校の顧問が指導するらしいが、だからと言って高校の部活動では絶対にあるまい。なにせまだ高校生になってないのだから。

同じような話が卓球部でもあるようだ。おそらく私が知らないだけで他の部でもやっているのだろう。そういえば女子バスケでも春休みにあったような…

部活動等のスポーツの指導時の事故での訴訟が新聞をにぎわすことが多い昨今、そこにこの事例が並ぶことがなければいいのだが…

『そんなことめったにあるもんやないんやからそこまで気にしなくてもいいやん。心配し過ぎやないか』
という人は危機管理というものを理解できてない人である。


さらに言えば、大学進学を目指す生徒やその周囲にとってこれほど迷惑な話はない。

人間は精神的に弱い生き物である。生来怠け者であると言ってもいい。夜このような状況を作ると、子どもたちはその時間は勉強しなくても良い、その日は学習時間が少なくても仕方がないというふうに解釈する。

これは非常に困る考え方である。このような日を作るとその影響は少なくとも翌日まで持ち越されるのが普通であるから。

勉強するうえで大切な事はコンスタントな学習。人の弱い精神はそれを妨げる方向に働く。


だから、だからこそ勉強しない日を作らないことがもっとも重要なのである。

『昨日もしなかったし、今日一日くらいやらなくても後で挽回できるから…』
と考えるのが普通の中学生である。わざわざこのような考え方に至る状況を作ってどうしようというのだろうか。



部活動の顧問は学校の先生なのだが、学習の指導者と部活動の指導者の立場を両立することができない人たちであることを理解してほしい。